電気設備を安全に使い続けるためには点検が欠かせません。
どんなに耐久性の高い設備であっても時間がたてば劣化が進み、
故障や異常のリスクが伴います。
定期的に点検を行うことで劣化をいち早く発見できれば
修理や交換など適切な対応を事故発生前にとることができます。
今回は、安全に電気を使い続けるための定期点検についてご紹介します。
▶︎安全のために電気設備の点検は必須
電気設備を安全に使い続けるためには定期的な点検が必須となります。
電気設備は安全に配慮して製造され、設置工事においても十分な注意が払われています。
正しい取り扱いをしていれば重大な問題は生じませんが、
どんな設備も使い続ければ劣化が進むのは避けられません。
時間による自然劣化はもちろん使用による摩耗や損耗などの劣化も少しずつ蓄積されていくため
古い設備になればなるほど故障や事故のリスクは高まります。
たかが故障、と軽く考えてはいけません。
電気の事故は火災のリスクに直接つながるため非常に危険なのです。
ほんのわずかな漏電から飛んだ火花から木造家屋に印加して火災になったケースは少なくありません。
湿気や温度など様々な条件によって電気設備の劣化具合は変わります。
場合によってはたった数年で深刻なダメージが見つかることもあります。
安全安心に電気設備を使い続けるためにも点検で事故が起きる前に異常がないか確認してください。
▶︎電気の点検は4年に1回
電気設備の点検については、電気事業法という法律により4年に1回の定期点検が定められています。
点検調査に関しては電力会社の委託機関が行います。
委託期間は国の登録を受けているので安心です。
▶︎電気の点検で行われる調査項目
電気の点検で行われる調査は
「漏電の確認」「電線劣化の目視チェック」「屋内の電気設備点検(任意)」です。
漏電の確認は電力メーターと専用の測定機を用いて行われます。
電線の劣化については目視によるチェックが行われます。
問題があっても調査員が修理をすることはなく、電気工事業者に連絡して修理するよう案内されます。
屋内の電気設備の点検は希望者のみの任意点検となります。
家の中できになるところがあるときは点検してもらえます。
▶︎まとめ
今回は、安全に電気を使い続けるための定期点検についてご紹介しました。
電気の点検は法律で定められた義務であり安全のために必須となります。
安心して電気を使うためにも必ず実施してください。