最近では、住宅の省エネ化が注目され、広く普及しています。
住宅の省エネ化というと、
窓の断熱化・外壁の断熱化・省エネ機器の導入・塗料による断熱化など、
多大な労力と初期コストがかかるものをイメージしてしまうかもしれません。
しかし、白熱電球を使っている家であれば、LED電球に交換するだけで、
年間数万円のコスト低下を実現することができます。
今回は、LED電球と白熱電球の比較をしていきたいと思います。
ぜひ、電球をLED電球に交換するだけで得られる効果を皆さんも手に入れてください!
▶︎LED電球とは
LED電球とは、発光ダイオード(LED)を使った電球です。
白熱電球や蛍光灯に代わる「エコな照明器具」として、近年幅広く活用されるようになりました。
家庭向けの気になる特徴としては、低消費電力・長寿命
が挙げられますが、より詳しい特徴について白熱電球と比較しながら見ていきます。
▶︎LED電球と白熱電球の比較
白熱電球を比較すると、LED電球には節約以外の面でも様々な特徴があります。
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
・寿命が長い
LED電球は白熱電球のおよそ20倍~40倍長持ちします。
白熱電球の寿命は、1,000時間〜2,000時間。
1日12時間の点灯で、80日〜160日前後(およそ3ヶ月〜半年)使うことができます。
LED電球の寿命は、40,000時間。
1日12時間の点灯で、3,300日前後(およそ10年)使うことができます。
・交換コストが低い
白熱電球に比べて、LED電球は、圧倒的に交換コストが低くなります。
1個のLED電球が寿命を迎えるまで(40,000時間)に、白熱電球は20個〜40個取り替える必要があります。
平均的な白熱電球の価格は300円~500円であるため、
LED電球1個が寿命を迎えるまでの40,000時間に、白熱電球は交換コストが10,000円~20,000円かかることになります。
対して、平均的なLED電球の価格は1,000円〜2,000円であるため、
40,000時間の使用につきかかる交換コストは1,000円~2,000円です。
LED電球は、白熱電球のおよそ10分の1しか交換コストがかからず、コストの差は圧倒的です。
・消費電力が少ない
白熱電球に比べて、LED電球は圧倒的に消費電力が少なくなります。
白熱電球の消費電力は「54W」です。
1Kwhにつき27円(1,000Wを1時間使うと27円かかるということ)と仮定して計算したとき、
白熱電球は1日12時間の点灯で17.5円の電気代がかかります。
対して、LED電球の消費電力は「8W」です。
同じ条件で計算すると、LED電球の電気代は、2.5円です。
白熱電球とLED電球の1日あたりの電気代を比べると、1日12時間の点灯で15円の差があることになります(1日あたり)。
つまり、年間5,475円の差が生まれます。
LED電球を寿命(40,000時間)まで使った場合、電気代は8,333円です。
LED電球の寿命(40,000時間)分、白熱電球を使用した場合、電気代は58,333円です。
LED電球との差額は50,000円にもなります。
結果、総コストがLED電球の方が圧倒的に低くなります。
次回も引き続き、LED電球の特徴についてご紹介していきます。