悟光電気

LEDが懸念されていた原因と今

 

かつてLED電球には、
・初期コストが高い
・調光機能がない
・直線的な明かり(指向性がある)しか演出できない
・色温度の幅が狭い
などの欠点がありました。
これらの欠点が、技術革新によりどのように改善されたのか紹介していきます!

 

・初期コストが高い

かつて、LED電球は「初期コストが高い」といわれていました。
LED電球が市場に登場した当初は、LED電球1個あたり10,000円前後したこともあったのです。
しかし現在、LED電球の価格は1個あたり1,000円〜2,000円にまで価格が下がりました。
なので、寿命による交換回数の少なさ・低消費電力による電気代の安さを考えると、
LED電球の総コストは、白熱電球に比べて圧倒的に低くなりました。

 

・指向性により直線的な光しか出せなかった

かつて、LED電球は、指向性により、直線的な光しか出せなかったといわれていました。
そのため、リビングのように部屋全体を照らしたいときには、向いていませんでした。
LED電球が市場に登場した当初は、LED電球の配光角は120度前後で、
白熱電球の配光角330度前後に比べると大幅に劣っていました。
しかし現在では、配光角350度前後のLED電球も登場しており、白熱電球に劣らない性能を発揮しています。
結果、空間を選ばずに使える照明になりました。

 

・調光機能がない

かつてLED電球は、調光機能に対応することができませんでした。
調光機能があると、光の強さを「弱・中・強」のように段階的に調節することができます。
たとえば、寝室での使用であれば、
・着替えのときには、「強」を使い、明るくする
・本を読むときには、「中」を使い、入眠を誘う
・夜中に部屋をでるときには、「弱」を使い、睡眠を邪魔しない
といった使い分けができます。
以前は、調光機能に対応できなかったLED電球も、
近年の技術革新により、調光機能対応のものが登場しています。

 

・色温度の幅が狭い

かつてLED電球は、発することができる光の色の種類が少なく、明かりの演出が苦手とされていました。
LED電球が市場に登場した当初は、暖色(3,000K)の色温度を演出することができませんでした。
しかし、近年の技術革新により、暖色のみならず、昼光色まで幅広い色温度を演出することが可能になりました。
水草水槽のような植物を育てる(光合成をさせる)ために強い光を必要とするシーンでも注目を浴び、大活躍しています。