自宅で新しく電化製品を設置しようとして、ちょうど良い場所にコンセントが無い場合や、
差し込み口が足りない場合には、コンセントの増設がおすすめです。
コンセント増設工事の注意点や工事方法、施工の際の費用と相場についてご紹介します。
コンセントを増設する方法にはどんなものがある?
コンセントの差し込み口が足りない場合や、
使いたい場所にコンセントが無い場合などには、コンセントの増設工事がおすすめです。
新築住宅や賃貸マンションで新しいコンセントを追加する場合や、
差し込み口を増設する場合には、どのようなリフォーム工事を行うのでしょうか?
コンセントの差し込み口を増やす方法
コンセントの差し込み口が不足している場合には、コンセントを差し込み口の多いものに変更することで対処できます。
この工事では、基本的に電気配線を変更する必要もなく、
新しいコンセント器具の内部配線をつなぎ替えるだけで対応できますので、
作業自体も1時間以内で終わり、施工価格も約5,000円程度が相場です。
ただ、増やしたコンセントで使用する器具によっては、配線の電気容量を超えてしまい、
分電盤のブレーカーが落ちてしまうことがありますので、
交換を行う際には電力量が問題無いかどうか確認しておきましょう。
既存の電気配線から分岐してコンセントを増設する
今までコンセントが無かった場所に新たにコンセントを増設する場合、
屋内の電気配線から分岐させて施工することができます。
これは、屋内用の電気配線で電圧が100Vのものならどこからでも引くことができ、
電灯や換気扇などのスイッチ部分から配線を分岐させることもできます。
ただ、エアコンのように屋内配線でも200Vが通っている場合もありますし、
配線によっては電子レンジなどの電力消費量が多いものが繋がれている場合もありますので、注意が必要です。
業者に依頼すれば、基本的に電圧の違う配線から間違えて繋いでしまうようなことはまずありませんが、
電力消費量については実際に使用している住人の判断が重要となります。
あらかじめ分電盤を調査し、どの配線が何処のコンセントに繋がっているか確認するか、
施工の際にチェックしてできるだけ電力に余裕のある配線から分岐させると良いでしょう。
施工価格は、約12,000円が相場となり、施工時間は約1時間が目安です。