悟光電気

ー電気工事士のエアコン工事の際の腰道具の内容と必要な資材ー

電気工事士は電気工事で使用する工具を腰道具として揃えていつでも使えるように準備しています。

 

今回は電気工事のなかでも、空調工事、エアコン工事の際の腰道具と、必要な資材について解説します。

 

 

エアコン工事の腰道具

 

エアコン工事の腰道具は電気工事士によって大きく異なりますが、基本は次のようなものです。

 

 

電気工事士の腰道具

 

・ベルト

・腰当て

・腰袋

・ナイフ用ホルスター

・ペンチニッパーホルダー

・ドライバーホルダー

・プライヤホルダー

・ハンマーフック

 

 

腰道具に入れる工具

 

腰道具に入れる工具は頻度の高いものを利き手に近い方から順にセットします。

 

電気工事士や作業現場によって変わりますが、基本的な工具のセットは

 

・ニッパー

・ペンチ

・電工ナイフ

・カッターナイフ

・プライヤー

・ドライバー

・スケール

 

などです。

 

 

エアコン工事で必要な資材

 

エアコン工事ではエアコン本体のほかにさまざまな資材を使用します。

電気工事士は事前に資材が不足していないかチェックしておく必要があります。

 

 

テープ

 

エアコン工事では配管を化粧テープ巻きで仕上げる方法と配管カバーで仕上げる方法があります。

標準施工ではテープ巻き仕上げとなり、エアコン工事では必須の資材となります。

 

 

配管

 

エアコンの室内機と室外機は配管で繋ぎます。

配管は冷媒を循環させる役割があり、エアコン設置工事では必ず使用する資材です。

 

 

電線

 

エアコンは一般的に室内機はコンセントから電源に接続して給電します。

コンセントのない室外機は室内機から渡り線を使って供給されます。

渡り線に使用する電線は「VVFケーブル 2.0mm 3C」を使用します。

 

 

ドレン管・ドレンホース

 

エアコンの設置工事をする際にはエアコンの運転により発生する水を排水する道を用意する必要があります。

この道がドレン管、ドレンホースと呼ばれる資材で、これを設置して効率よく排水できるようにするのがドレン工事です。

 

 

パテ

 

エアコンの設置工事ではダクト穴の隙間を粘度のようなもので塞ぎます。

この粘度のようなものをエアコンパテと言います。

 

 

コーキング

 

エアコン新設の際は配管穴を開けます。

配管穴を開けたらコーキングで防水処理をし、部屋の気密性を維持します。

コーキングが十分でないと、壁内に雨水が浸入して断熱材が腐食してしまうおそれがあります。

 

 

エアコン設置工事ではさまざまな工具・資材が必要

 

電気工事士がエアコン工事を行う際の腰道具の内容、エアコン工事で使用する資材について解説しました。

 

エアコン工事ではさまざまな工具、資材が必要です。

また、取り付けの際に専用配線が必要な場合などは、配線工事も行いますので、電気工事士の資格が必要です。