一般住宅をはじめ、オフィスや商業施設では必ず電気を使用していますが、
電気を使用する為には必ず電気工事が必要になります。
電気工事には照明設備の取付け工事やエアコンなどの取付け工事、引き込み線設置工事などがあり、
工事によっては「電気工事士」の資格を持つ有資格者が行うという決まりがあります。
電気工事は無資格者が行うと大変危険なので必ず業者に行なってもらう必要があります。
電気工事をする際の工事方法の違い
▶︎▶︎▶︎木造建築物の電気工事の場合には、配線作業後に内装工事を行います。
このため、配線ミスなどが発覚した場合でも手直しがききやすいという利点があります。
配線をする際には、電線配線を建造材に直接固定するために、通常ステップルが用いられますが、
電気機器の増加に伴う配線数の増加によって、この方法が使えない場合もあります。
ただし、そのような場合には、ケーブルフックなどで代用することができます。
▶︎▶︎▶︎鉄筋コンクリート建築物の場合には、配管がコンクリート内に埋設されることになります。
この作業はコンクリート打設前に実施されるため、後からのやり直しがききません。
そのため細心の注意を払う必要があります。
電気工事で費用をおさえるポイント
電気工事の費用は、
使用する部材や施工方法、電気工事の内容、及び現状の設備状況などによって異なります。
照明器具などの電気設備には耐用年数があるので、
耐用年数が過ぎているものは修理をしてもまたすぐに調子が悪くなってしまうということが多くなります。
このような場合には、修理をするよりも
新しいものに交換をする方が結果的には費用をおさえることができます。
また修理か交換かの判断は素人では難しいこともあるので、
早めに業者に不具合の状態等を確認してもらうことも大きなポイントです。
電気工事で費用がかかってしまうのはリフォームやライフスタイルの変化により、
コンセントの増設などが必要になった場合です。
増設する場所や増設するコンセントの個数などによっても費用に違いが出てくる他、
それに伴い分電盤の交換も必要になるとその分費用がかかってしまいます。
このようなことからも、家を新築する際にはコンセントなどの配置や個数などをよく考えておくと、
増設などをする必要もなく費用もおさえることができるでしょう。
その他には、オール電化住宅や太陽光パネルを導入する場合にも
エアコン設置に伴う工事などに比べると費用が大幅にかかってしまいます。