新築一戸建て住宅ではコンセントやスイッチの位置など、すべての電気設備を決める必要があり、また変更することが難しいため、十分な打ち合わせが必要です。
ここでは一戸建て住宅の電気配線工事にについてご紹介します。
新築一戸建ての電気配線工事とは
電気配線工事は戸建て住宅などで電気設備を使えるようにするための工事です。
配線工事には屋外の電線から建物内に配線を引き込む「宅外工事」と、住宅内に配線する「宅内工事」に分けられます。
電気配線は多くの場合壁や天井内に埋め込まれています。
配線以外にもコンセントやスイッチは壁に埋め込まれることが一般的です。
つまり、後になって変更をするのが非常に難しいのが電気配線工事です。
戸建て住宅を建てる際にはコンセントやスイッチを使用する際のシミュレーションをしっかりと行い、適切な位置に適切な数を設置する必要があります。
また、施工時には後々変更が出ないようにしっかりと打ち合わせをすることが重要です。
電気配線工事は電気工事士の資格がないと行うことができない
電気配線工事は電気工事士の資格保有者が行います。
新築一戸建てでは600V以下で受電する設備の取り扱いが可能な第ニ種電気工事士の資格が必要です。
DIYで行う場合は電気工事士の資格をお持ちの方以外はすることはできません。
大変危険ですので必ず専門業者に依頼するようにしましょう。
木造とRC造では工事内容が異なる
電気配線工事を依頼する上で気を付けておきたいのが戸建て住宅の建物が木造かRC造かという点です。
木造とRC造では電気配線工事の手順が異なります。
木造住宅の場合、配線工事の後に内装工事を行いますので、配線を変更したい場合でも比較的簡単に直すことができます。
しかし、RC造の場合は鉄筋コンクリートの中に配線を埋没させるため、後から配線を直すのが非常に難しくなります。
したがって、新築戸建て住宅がRC造の場合は事前に入念な打ち合わせが必要です。
専門業者としっかりと打ち合わせをして配線工事をすることが大切
生活の中で快適に電気を使用するためには電気配線工事の際にしっかりと打ち合わせを行うことが大切です。
特にコンセントの位置は新築一戸建てで失敗しやすい部分です。
戸建て住宅の構造によっては後から修正することができませんので、電気工事の際はしっかりと打ち合わせを行いましょう。
電気工事で失敗しないためには事前にテレビの場所など家電製品の配置を決めておくこと、複数の専門業者から相見積もりを取ることが大切です。