コンセントの増設やスイッチの交換などの電気工事は電気工事士の資格が必要になるため、基本的には電気工事業者に依頼をすることになります。
ここでは、電気工事の問い合わせ・見積もりから施工、工事完了までの流れや注意点をご紹介します。
電気工事依頼の流れ
電気工事を依頼するときの一般的な流れは次のようになります。
依頼したい工事の内容を整理する
業者を探す前に依頼したい電気工事の内容を整理しておきます。
現状の悩みや要望、予算など、電気工事業者に相談する内容を準備しておくとその後の流れもスムーズになります。
工事の依頼内容だけでなく使用する部屋の用途やインテリアのコンセプトなどをまとめておくと、空間にぴったりの提案を受けやすくなります。
電気工事業者に問い合わせする
施工エリアを担当している電気工事業者のなかから、気になる業者に問い合わせをしてみます。
問い合わせは電話またはホームページのメールフォームから行います。
問い合わせの回答内容から3社程度に絞って現地調査と見積もりを依頼します。
現地調査・見積もり
電気工事業者が現地調査をしたうえで見積もりをします。
このとき、図面を用意しておくようにします。
また、気になる箇所や要望についてはしっかりと伝えておくようにしましょう。
依頼
見積書を確認し、最も良いと思った業者と契約します。
施工内容や料金はもちろんのこと、担当者はコミュニケーションを取りやすいか、質問に対してしっかりと回答してくれるかなど、業者との相性も考慮して選ぶと失敗を防げます。
契約後、工事のスケジュールを決めます。
電気工事の実施
工事日に電気工事を実施します。
引き渡し・料金の支払い
工事完了後、業者と共に工事内容の確認や交換した設備のチェック、動作確認を行います。
内容に問題なければ完了・引き渡しとなります。
引き渡し後、業者に工事料金を支払います。
支払いのタイミングは業者によって異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。
メンテナンス
工事後は多くの場合、定期的にメンテナンスを行います。
電気設備を長く安全に使用するためには、メンテナンスが不可欠となります。
メンテナンスの時期については業者と相談の上、事前にスケジュールに入れておくようにしましょう。
流れを把握したうえで電気工事を依頼するとスムーズ
電気工事の流れについて解説しました。
電気工事の流れを把握しておくと、業者へも迷うことなく依頼ができます。
もし、工事の流れや内容について不明点がある場合は遠慮なく質問して疑問を解消しておきましょう。