電気工事の種類は多く、電気工事士は数多くの工事を行う必要があります。
また、電気は危険ですのでお客様が安全に電気を使うことができるように適切な工事を行うことが大切です。
この記事ではこれから電気工事士試験を受ける方や、電気工事士の資格を取得して電気工事業者で働くことを目指している方向けに電気工事の基礎知識をご紹介します。
電気工事の種類
電気工事の基礎知識としてまずは電気工事の種類から見ていきましょう。
電気工事は大きく「建築電気工事」と「鉄道電気工事」の2種類があります。
建築電気工事
建築電気工事は戸建て住宅やビルなどの電気配線や電気機器に関する工事です。
屋内配線工事
電線、電話線、テレビアンテナ、インターネットなどの配線・ケーブルを天井や壁、床に張り巡らせたり、コンセントやスイッチにつなぐ工事です。
外線配線工事
電柱から住宅や事業所まで電線を配線する工事です。
冷暖房設備工事
冷暖房の空調設備工事も電気工事士が工事を行う事があります。
ビル管理
電気工事士は電気設備があるビル管理の仕事をすることもあります。
鉄道電気工事
鉄道電気工事は昼間は電車が運行していますので夜間工事がメインとなります。
変電設備工事
発電所から供給された高圧電力を、電車や施設で使用できるように減圧する設備の工事です。
線路や駅における電気設備の点検工事
電車の設備の施工、管理、メンテナンスを行います。
一般住宅やオフィスでよく行う電気工事
電気工事の種類をご紹介しましたが、具体的に一般住宅やオフィスで行う電気工事の内容は以下となります。
スイッチ・コンセント
電気工事で代表的な工事がスイッチ、コンセントの設置です。
コンセントの増設はオフィスでは特に発生しやすい工事です。
スイッチのほか、照明機器の設置も電気工事が必要です。
分電盤・漏電調査
オフィスは電気の消費量が多く、配線や分電盤へ大きな負担がかかります。
定期的な漏電調査や配線改修を行う事で分電盤の故障や配線の断裂を防ぎます。
太陽光発電
消費電力の削減や環境への配慮から太陽光発電システムを設置する家庭や企業が増えています。
また、オール電化も増えています。
太陽光発電、オール電化の設置も電気工事の一種です。
基礎知識を押さえて電気工事士として活躍しましょう
電気工事士の仕事の基礎知識をご紹介しました。
電気は人々のインフラであり、安全に確実に施工するために、さまざまな現場で電気工事士が活躍しています。
基礎知識を押さえて電気工事士の仕事で是非活躍してください。