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注意してもなぜブレーカーが落ちる原因②

前回に引き続きブレーカーについて詳しくご紹介していきます。
寒くなってきたこの時期、様々な家電を使って快適に過ごすためにも
なぜブレーカーが落ちてしまうのか、原因を知ることが大切です。

 

・ブレーカーの構成

分電盤の中はアンペアブレーカーと漏電ブレーカー、安全ブレーカーで構成されます。
一般的には、大きなアンペアブレーカーが左右どちらかにあり、
それより小さなサイズの安全ブレーカーが数個〜十数個設置されます。
漏電ブレーカーは赤いランプや黄色いランプと並んで設置されていることが多いです。
なお、それぞれ下記のようにも呼ばれています。
・赤いランプ(緑、もしくは灰色の場合あり):テストボタン
・黄色いランプ(白いランプの場合あり):復帰ボタン

テストボタンは漏電ブレーカーが正常に動作しているかを確認するもので、
正常に動作していればテストボタンを押すとブレーカーが落ち、全ての電気が消えます。
また、復帰ボタンはブレーカーが落ちた後、復帰する時に押す必要があります。
ブレーカーが落ちたことで家全体が停電した場合は、アンペアブレーカーか漏電ブレーカー、
家の一部が停電してしまった場合は安全ブレーカーが落ちているはずです。

 

▶︎家庭で使う電化製品のアンペア数ってどのくらい?

アンペアブレーカーか安全ブレーカーが落ちる原因は、電力の使いすぎです。
電力の使い過ぎを防ぐには、どの家電がどれぐらいの電力を消費するかを把握しておく必要があります。
なお、消費電力からアンペア数を算出するには、日本の一般的な家庭では100Vの電力を利用しているので、
下記の計算式で計算できます。
消費電力(W)÷100(V)=アンペア(A)
逆に、契約アンペア数から使用できる消費電力(W)を求めるには、下記計算式で計算します。
アンペア(A)×100(V)=消費電力(W)

家電製品別アンペア数
一般的な家庭で使われている家電製品のアンペア数の目安は以下の通りです。
暖房エアコン :15A
こたつ :5A
冷蔵庫 :2.5A
照明 :1A
電子レンジ :15A
IH :15A
ドラム式洗濯乾燥機 :2A
ドライヤー :12A

・20Aで使用できる家電製品

契約アンペア数が20Aだった場合、冷蔵庫(2.5A)と照明(1A)をつけた状態で、
暖房(15A)をつけても18.5Aなので大丈夫です。
しかし、さらに電子レンジ(15A)をつけると33.5Aとなるためブレーカーが落ちます。

・40Aで利用できる家電製品

契約アンペア数が40Aだった場合、冷蔵庫(2.5A)と照明(1A)、暖房(15A)、電子レンジ(15A)をつけた上に、
こたつ(5A)をつけても38.5Aなので大丈夫です。
しかし、さらにドラム式洗濯乾燥機(2A)をつけると40.5Aとなりブレーカーが落ちます。

・60Aで利用できる家電製品

契約アンペア数が60Aだった場合、冷蔵庫(2.5A)と照明(1A)、暖房(15A)、
電子レンジ(15A)、こたつ(5A)、ドラム式洗濯乾燥機(2A)をつけた上に、
IH(15A)をつけても55.5Aなので大丈夫です。さらにドライヤー(12A)をつけると、ブレーカーが落ちます。