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電気工事士の仕事内容・できること・資格の種類と範囲

私たちの生活に欠かせない電気。

その電気を便利に使えるように工事をするのが電気工事士です。

この記事では電気工事士の仕事内容や電気工事士の資格の種類について解説します。

 

電気工事士の仕事内容

電気工事士の仕事内容を大きく分けると「建築電気工事」と「鉄道電気工事」の2種類があります。

 

建築電気工事

建築電気工事は事務所や店舗、一般住宅などの建物の屋内や屋外の電気設備の施工や設計を行う工事が該当します。
配線工事の他、冷暖房設備やビル管理などが建築電気工事の仕事内容となります。

 

鉄道電気工事

鉄道電気工事は電車の線路や変電設備に関する工事です。

電車に供給する電気の変電設備の設置やメンテナンス、線路上のトロリ線などの設備に関する工事のほか、駅の改札や照明、電光掲示板などの設置やメンテナンスも電気工事士の仕事内容に含まれます。

 

電気工事士の資格

資格には2種類ある

電気工事に携わるには国家資格の電気工事士を取得する必要があります。

電気工事士には

 

・第二種電気工事士
・第一種電気工事士

の2種類があります。

 

資格ごとにできる仕事内容の範囲

第二種電気工事士と第一種電気工事士の違いは施工可能な仕事内容の範囲です。

第二種電気工事士は電圧600V以下の電気工事が可能で、主に一般住宅や小規模な店舗、事務所などの一般電気工作物を取り扱うことができます。

第一種電気工事士は一般電気工作物に加えて最大電力500kW未満のビル、工場、大型店舗などの自家用電気工作物を取り扱うことができます。

 

第二種電気工事士は電気工事の登竜門

電気工事士を目指す場合、まずは第二種電気工事士の資格取得を目指すことになります。

第二種電気工事士の合格率は筆記試験が50~60%程度、技能試験が60~70%程度とあまり難易度は高くないといえます。

受験資格がなく、独学でも対策が可能ですので、しっかりと準備しておけば合格できるレベルでしょう。

 

人々の暮らしに欠かせない電気工事士の仕事

世の中のあらゆる電気設備を施工したり整備をする電気工事士の仕事は、人々の生活にはなくてはならない社会的意義の高い仕事であるといえます。

 

配線工事などの電気工事は電気工事士の資格がないと行うことができないため、スイッチやコンセントを使ったり、照明を点けたり、エアコンを使うためには電気工事士の作業が必要となります。

 

オール電化住宅など電気を使う機会はますます増えています。
これに伴い、電気工事士へのニーズも将来的に高まり続けていく可能性が高いといえるでしょう。