NEWSー電気工事の安全対策に必要不可欠な絶縁用ゴム手袋とはー
ー電気工事の安全対策に必要不可欠な絶縁用ゴム手袋とはー
電気工事を行う際、充電されている電路に接近する場合は、万が一充電部に触れても人体に電流が流れないようにするために、
ヘルメットや長靴、ゴム手袋などの絶縁用保護具を着用します。
なかでも絶縁用ゴム手袋は安全対策のため、電気工事では適切なものを使用しなければなりません。
今回は、電気工事の安全対策に必要な絶縁用ゴム手袋について解説します。
電気工事で起こりやすい事故
電気工事では感電事故と転落事故が発生しやすい傾向があります。
感電事故
電気工事は電気配線や電気設備を取り扱うため、感電事故のリスクが高いです。
特に配線作業中や作業完了後の試運転で感電事故が発生するケースがあります。
感電事故を防ぐために絶縁用保護具を使用し、作業時の服装にも十分配慮する必要があります。
転落事故
電気工事には高さ2m以上の場所で行う「高所作業」が多くあり、
高所作業車や足場から転落する事故も多く発生しています。
脚立を正しく使用しなかったり、墜落防止用器具を正しく使用していなかったりなど、
人員ミスが原因で起こりやすいのが転落事故です。
少しの作業だからと安全対策を怠ると大事故につながりやすいため、高所作業を行うときは
法律で定められたルールに従って行うことが大切です。
絶縁用ゴム手袋とは
絶縁用保護具は安全対策のために重要なものです。特に絶縁用ゴム手袋は最適なものを選ぶ必要があります。
安全性が高く作業性が高い物を選ぶ
電気工事の作業時、手は感電リスクが高く、しっかりと保護しなければならない一方で、
指を動かしやすくなければ作業が効率的に進みません。
そのため、安全性が確保でき作業性の高い物を選びます。
低圧用と高圧用がある
絶縁用ゴム手袋には低圧用と高圧用があり、高圧の電気設備で低圧用の手袋を使用しても
安全対策にはならないため注意が必要です。
・低圧用
交流600V以下、直流750V以下で使用します。
・高圧用
高圧、直流共に7,000V以下での電気工事に使用可能です。
手袋に損傷がないかチェックする
絶縁用手袋は損傷していると危険です。
使用前には手袋に空気を入れて空気漏れがないかを見て、破れていないか、
傷がついていないかチェックします。
電気工事では安全対策が欠かせない
電気工事で起こりやすい事故や絶縁用ゴム手袋について解説しました。
電気工事では絶縁用保護具の使用や高所作業での安全対策が欠かせません。
絶縁用保護具は定期的にチェックして損傷がないか確認し、高所作業は少しの作業でも
法律で定められたルールに従って作業を行うなど、事故防止に努めることが大切です。