NEWSマンションで漏電した時の対処法!

マンションで漏電した時の対処法!

マンションで漏電が発生した場合、電気工事士の資格を持つ業者に修理を依頼する必要がありますが、
どこで漏電が起きているのかを特定できていると、対応がスムーズに行えます。

マンションの管理者としても、できるだけ早く漏電を直せた方が良いと思いますので
マンション内で漏電しやすい部分についてご紹介します。
覚えておいて損はないと思いますので、ぜひ最後までご覧ください♪

 

マンション内で漏電が発生しやすい場所

マンションは戸建て住宅に比べると電気設備が多いので、漏電が起きた時、原因を特定するのが大変です。

しかし、代表的な場所を押さえておくことで、トラブルの原因を素早く特定できる場合もあります。

共用部の漏電箇所の代表例

・通路の電灯

大抵のマンションでは、夜間通路に電灯を取り付けてあります。
長年屋外で使用されているものですから、湿気や温度差に晒され劣化が進み内部の回線が漏電している事があります。

・インターホン

集合玄関機が屋外に設置されていると、インターホンが漏電してしまう場合があります。
特に外からの雨が振り込むような場所に設置されているなら要注意です。

・共用部分電盤

分電盤内部での結露や、虫・ネズミなどの侵入により漏電が起きる恐れがあります。
分電盤が漏電すると、共用部の電源が落ちるだけでなく、各戸への電気供給が止まる恐れもあるので、
対処は迅速さが求められます。

・マンション内の電気配線

マンションの建築年数と共に電気配線も劣化していくので、メンテナンスが不足していると漏電することがあります。
また、ネズミが電気配線を齧って被覆などを破っていると、漏電する恐れがあります。

 

◎ポイント◎

共用部な入居者の全員に関係する部分ですから、できるだけ早急な対処が必要です。

また、トラブルが発生した場合には、入居者の方にそのことを通知しておくのをわすれないようにしましょう。

更に、電気設備関係の大規模修繕が必要になることも考え、事前に準備を進めておくことも必要です。

 

 

専有部の漏電箇所の代表例

専有部は入居者の方に管理してもらうのが基本とは言え、電気設備の知識が無い方がほとんどです。

管理者の方は、報告を受けたらチェックして、電気工事業者の手配などを代行してあげる必要があるでしょう。

・各種家電製品

専有部で使われている冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどから漏電しているケースが多いようです。
また、室内に入居当時から据え付けられている電気設備がトラブルを起こしていることも考えられます。
特にインターホンや照明などは要注意です。

・各戸の分電盤・電気配線

共有部の分電盤と同様に、結露や虫の侵入により漏電する事があります。
また、建物が古ければ古いほど、各戸内の電気配線も傷んでいる事が考えられます。

 

◎ポイント◎

専有部の不具合は、本来その専有部を所有している方の責任で管理することになっている事が多いですが、
漏電については、同じフロア、同じマンション内で共通の原因があるかもしれません。