NEWS屋内配線工事の作業の内容について
屋内配線工事の作業の内容について
屋内での電気配線の工事とはつまるところ、何をすることをいうのでしょうか。
ここではその作業内容を解説します。
▷天井裏の柱に電線を固定する
電線は電気を供給するために非常に重要なケーブルなため、どこかに固定しておく必要があります。
おもに各部屋への配線の拠点になるのは天井裏で、天井裏の根太や梁に固定することが多いようです。
固定の仕方は簡単で、電線となるVVFケーブルを、ステップルやサドルとよばれる金具で留めていきます。
▷ケーブルの分岐点を作る
部屋がいくつもある場合はケーブルを分岐させ、電線同士をつなぐ必要があります。
現在は差し込みコネクターとよばれる道具を使うことが一般的です。
差し込みコネクターを使えば決められた直径に電線を剥くだけで、簡単に分岐させることができます。
▷電線を各所(コンセント・スイッチ・照明器具)につなぐ
コンセントやスイッチを設置したい場所に、市販のコンセントやスイッチボックスを準備しておきましょう。
その場所まで電線を引っ張ってきたら、あとはコンセントやスイッチボックスの裏にある穴に
電線を差し込んで配線は完了です。
▷配線工事の手順
ここまでで電気配線の工事を簡単に説明しましたが、
実際は配線するにあたって作業・準備することがたくさんあります。
具体的に配線工事は、以下のような流れで行われます。
①位置決め
家のどこへ配線するかということは、はじめに考えなければなりません。
コンセントやスイッチ、照明の位置を平面図に書き込んでいきます。
②配線図の作成
配線図の作成 配線はただつながっていればよいのではなく、各所がどれだけ電力を使うかも考える必要があります。
コンセントなどの位置や数が適正か検討しつつ、配線図を作成します。
③第一次工事を開始
コンセント・スイッチをつける場所に配線用のボックスを取りつけ、
天井裏などから電線をひっぱってきて結線します。
④内装の仕上げ
第一次工事は内装ができあがっていると作業できないため、完成する前に工事を行うのが一般的です。
工事が終了したあとは断熱材をいれるなど、仕上げの作業を行い内装工事が完了します。
⑤第二次工事を開始
各所にコンセント・スイッチ・引っ掛けシーリングを取りつけ、事前に配線したケーブルをつなぎます。
これによって、見た目は完成したときと同じ状態になります。
⑥引き込み
ここまでで家のなかの配線は完了しているため、電柱から電線を引き込む作業をします。
このとき同時に、各部屋に電気を分ける分電盤を設置します。
⑦電力会社への申請と許可
電気を使えるようにするため、電力会社に審査し検査してもらいます。
検査に合格することで、ようやく電気が通るようになります。
この申請は引き込みを電気工事業者に依頼した際に、一緒に依頼しておくとスムーズになるでしょう。