NEWS電気工事の仕事をするためには資格がなければできないのか
電気工事の仕事をするためには資格がなければできないのか
▶︎資格なしでも仕事に就ける
まず、電気工事の仕事に興味を持ったとして、
電気工事を請け負う会社に就職する際に資格は必要なのかというと
実は、資格を持っていなくても仕事に携わることはできます。
しかし、資格を持っていないとできない業務があります。
電気工事といえば、一般住宅へと電気を通すために、電柱や電線工事がありますし、
内線ではコンセントを設置したりします。
この場合には、電気工事専門となる電気工事士の資格者が携わることになります。
電気工事士の資格は国家資格ですが、
働きながらでも取得は可能ですから無資格からでも就職は不可能ではありません。
▶︎資格の種類
第二種電気工事士と第一種電気工事士の2種類があります。
一般に、難易度が低くて入門となるのが、第二種電気工事士になり、
多彩な活躍が期待できるのが難易度の高い第一種電気工事士の資格になります。
そのため、受験をするなら第二種電気工事士の勉強から始めるのがベストです。
難易度が低いといわれる第二種電気工事士の場合には、
電気工事可能となる建物の範囲も狭いのが特徴で、
先にあげたように一般住宅や小規模の店舗・最大電力500KW未満の電気工事になります。
内容としても、もっぱら配線や電気設備の工事になります。
難易度の高い第一種電気工事士の資格を持つと、範囲も広がります。
工場やビルなど電圧が600V以下の電気工事になります。
▶︎受験資格はあるの?
電気工事士の試験を受けることにしたとして、
何かしら条件付きとなる受験資格はありません。
年齢・学歴や職歴に関係なく受験することができるのは魅力で、
高校に通っている学生など、18歳未満でも受験できます。
ちなみに、電気系や機械系の学科からの有資格者が多いものの、学歴も職歴も関係ありません。
試験を受けて合格すると免状が発行されます。
しかし、注意点として、難易度の高い第一種電気工事士の免状発行については、
3年~5年の実務経験が必要になりますから、しっかり手に職をつける意味に繋がります。
試験は、筆記試験と実技試験があり、
筆記試験に合格してから約2ヶ月後に技能試験を受けるといった二部の流れです。
筆記試験は出題パターンもある程度絞り込むことができるといいますし、
マークシート形式の4択問題ですから、すべての穴埋めをしておくことは大事になります。
技能試験に関しても予め候補となる問題が公表されるため、身構えることは少ないでしょう。