NEWSショートを防ぐために出来ること
ショートを防ぐために出来ること
ショートによる電気火災を防ぐポイントを解説
ショートによる火災を防ぐためには、ショートが発生する原因をなくす必要があります。
ここで紹介する予防のポイントは難しいことではないので、実践してみてください!
・プラグを抜くときにコードを引っ張らない
・コードを重いもので踏みつけない
・コードを束ねて使用しない
・電源タップは許容電流内で使用する
電源コードやプラグが破損しないように使用することに加えて、電源タップを使うときにも注意が必要です。
まず、家庭用のコンセントが対応できる電流の上限は「15A 1500W」と決まっています。
電源タップを使用して合計で1500W以上の家電製品を接続すると、
コンセントから流れる電気が「過電流」の状態になり、発熱や発火のおそれがあり危険です。
また、電源タップ自体にも「許容電流」というものがあり、対応できる電気量の上限があらかじめ決められています。
許容電流の大小は製品によってさまざまなので、お使いの電源タップの表記を確認してください。
電気製品にはその製品を使用する際のW数が記載されています。安全かどうかを確かめるには、
同じ電源タップに接続したい機器のW数をすべて足して、電源タップの許容電流のW数と比較しましょう。
ショートしやすい危険なコンセントがある場所とは
家庭内にはショートが起きやすい場所がたくさん存在します。
「ショートはいつ起きてもおかしくない」と思って、今のうちに対策をしておきましょう。
テレビやタンス、机の裏
家の中でも特にホコリが溜まりやすく、放置されがちな場所が、家具の裏です。
特にテレビの裏は、テレビ用の配線や地デジチューナーの配線、そのほかにも周辺機器の配線が密集しており、
ホコリが溜まりやすい環境といえるでしょう。
また、テレビやインターネットのルーターなどは常に待機電力を消費しています。
そのためホコリが溜まるといつでも発火する条件が整ってしまうので危険です。
水回り
台所やお風呂の近く、トイレなどの水回りも注意したほうがよい場所です。
水回りには冷蔵庫や洗濯機、トイレのウォシュレットなどの電気製品があります。
ショートの原因となる水や湿気が多いので、ショート火災の条件を満たしやすい場所なのです。
特に冷蔵庫のコンセントは見えないところに配線されている場合が多く、あまりお手入れをしない場所です。
ホコリが溜まっていても気づかない場合があるので、定期的に確認するように意識しましょう。
エアコンの周囲
エアコンは使用する季節が限られていますが、
1年を通して電源プラグが接続されっぱなしになっていることが多い家電です。
エアコンはあまり電源を抜き差ししないほうが製品のためにはよいといわれますが、
使わなくても快適な季節は電源プラグを抜き、手入れをしたほうがよいでしょう。