NEWS電気配線、一歩間違えると危険!

電気配線、一歩間違えると危険!

電気工事士の資格がいる工事、DIYできる工事

照明、コンセント、TVアンテナ……住宅の中をぐるりと見渡しただけでも、

私たちは数えきれないほどの電気設備に囲まれて生活していますので

電気設備無しの生活は成り立たない、と言っても過言ですよね。

なので、これからも快適な暮らしを続けていくには、

正しく安全に電気設備を維持していくことが不可欠ですし、

それには適切な電気工事が必要かと思います。

今はネットなどで簡単に電気配線の方法について調べることができますが、

自分で電気配線などを接続していいのかと聞かれると、じつはそうではないのです。

 

電気工事には資格が必要?

家庭用の電気工事で、意外と簡単で、自分でもできそうなものもある

と思われる方もいらっしゃると思います。

しかし、電気工事は感電や火災を引き起こしかねない危険な行為ですので、

いくら自分でもできそうな工事だからといって素人がむやみやたらに

電気工事をおこなわないようにしてください。

電気工事をするには工事をおこなえる【国家資格】が必要になってきます。

 

電気工事士法とは?

電気工事の図面には専門的な記号と最低限の指示しか書かれていないものも多く、

基本的な知識がなければ読み解くことができません。

更に、壁に穴を開けたりスイッチボックスを取り付けたりなど、

建築関係の技術も必要な場合があります。

電気工事は専門的な技量と知識が必要なものであり、素人が手を出すには危険な行為です。

そのため、政府は『電気工事士法』という法律により、

資格がないと作業してはいけない工事を定めています。

 

電気工事の資格の種類とは?

ここで、電気工事の資格と作業可能な範囲について確認をしておきましょう。

まず電気工事の資格の種類についてですが、

こちらは主に「第二種電気工事士」と「第一種電気工事士」の2種類が存在しています。

第二種電気工事士とは、一般住宅やコンビニなどの小さい店舗のような

「一般用電気工作物」と呼ばれる場所の電気工事に従事できる資格です。

電気工事関係の資格の中では一番取りやすいものとなっています。

一方、第一種電気工事士は第二種電気工事士で可能な作業だけでなく、

「自家用電気工作物」とされる工場やビルなどで最大500KW未満の電気工事作業に従事できる資格です。

難しい試験をクリアする必要がありますが、この資格があれば電気工事関係への就職も可能となるでしょう。

 

電気工事士でなくても作業できる軽微な工事

電気工事士法施行令第1条に書かれている「資格無し」でも可能な電気工事もあります。

しかし、電気配線などを取り扱う作業で、資格者でなければやってはいけない電気工事を

無資格の人がおこなうことは違法行為となりますので注意が必要です。

しかし、資格が必要か否かは非常に専門的で素人では判別が難しいものです。

従って、簡単そうだからといって安易に作業せず、

「これは電気工事士に依頼しなければならないものかどうか」

ということをよく確認するようにしましょう。

 

まとめ

経年による劣化や故障が現れてきたり、それらを修理・交換したりする機会が幾度かあるかと思います。

また近年、技術の進歩により登場してきた、LED照明・太陽光発電・オール電化などの

新しい設備に更新することで、より省エネな暮らしに近づけるチャンスもあります。

何か電気工事をする必要に迫られた際には、その電気設備だけでなく、

家庭全体の電気設備について見直してみましょう

気付かなかった不具合や、もっと効率良く改善できる方法を見つけることが出来るかもしれません。

ただし、電気工事には様々な工種があり、各々必要な専門知識、必要な資格が違いますので、

自己流で電気配線などの電気設備を扱うと、最悪の場合感電や火災のおそれもありますので非常に危険です。

十分に気をつけてください。