NEWS業務用エアコンを選ぶ際に覚えておきたいポイント
業務用エアコンを選ぶ際に覚えておきたいポイント
私達が使用するエアコンには、大きく分けて
業務用エアコン(パッケージエアコン)と家庭用エアコン(ルームエアコン)の二種類があります。
今やエアコンは、住宅はもちろんオフィスや店舗などでも欠かせない存在になりました。
しかし、せっかくの業務用エアコンも、その設置環境によっては十分に力を発揮できない場合があるようです。
そのままでは業務に支障が出るかもしれませんので、
業務用エアコンを設置・交換する際にはポイントを押さえて選ぶようにしましょう。
業務用エアコンと家庭用エアコンとの違い
そもそも、業務用エアコンと家庭用エアコンとはどのような違いがあるのでしょうか。
場合によっては、事業所に家庭用エアコンが設置されている場合もありますが、それでは駄目なのでしょうか。
業務用エアコンは、家庭用エアコンと比べて冷暖房能力に優れており、
更に長時間運転できるパワーとそれに耐えられる堅牢さを持ち合わせています。
なぜなら業務用エアコンは、住宅よりも広範囲の事業所に対して、長時間に渡って稼働し続けなければならないからです。
もしも、本来業務用エアコンを設置しなければならない場所に家庭用のものを設置していますと、
電力を無駄に消費する事になりますし、長時間の負荷に耐え切れず寿命が低下してしまう事も考えられます。
空調効率は決して良くはありませんので、業務用に交換するのがよろいでしょう。
業務用エアコンの馬力
通常、家庭用エアコンの性能については「何畳用」というように表記されています。
しかし業務用エアコンはそれとは異なり、「何馬力」という表現がされています。
どうしてこのように表記されているのでしょうか。
家庭用エアコンが設置される場所は、一般住宅のリビングや寝室、キッチンなど、使用環境はある程度限定されています。
そのため、お部屋の面積に合ったエアコンを設置しておけば、空調能力が足りないということは滅多にありません。
しかし業務用エアコンが設置される場所は、
静かな事務所の場合もあれば、常に高温が発生している飲食店の場合もあります。
そのため、仮に全く同じ面積の事務所と飲食店があったとしても、
そこに求められる性能の大きさは大きく異なるようになります。
多くの業務用エアコンのメーカーでは、馬力・設置場所・面積などを一覧にして表記している事が多いです。
業務用エアコンを選ぶ際には、それを参考にして選ぶようにすると間違いが少なくなるでしょう。
設置環境に合わせてエアコンを選ぶ
業務用エアコンを選ぶ際には馬力が重要ということでしたが、
設置環境によって適切な機能を搭載した製品を選ぶことによって、
さらに快適な空間を作ることができます。ここでは、その一例をご紹介いたします。
・デスクワーク中心の事務所の場合
このような事務所では、パソコンやコピー機などのオフィス機器から多少の熱は発生するものの、
特に大きな熱は発生しません。そのため、馬力の弱い製品でも広範囲をカバーすることが可能です。
ただし、席によっては常に暑すぎる(もしくは寒すぎる)状態に置かれる事があり、
そうなれば仕事の効率低下を招いてしまう事があります。
そのため事務所では、誰もが快適に過ごせるように「人・温度感知センサー」を搭載した製品が望ましいです。
また、事務所は多くの人が長時間活動する場所ですし、時には来客を迎える必要もあります。
空気の清潔さは重要なので、清浄機能を備えた製品とより良いでしょう。
・飲食店の場合
飲食店になりますと、事務所とは比べ物にならないほどの熱が発生することがあります。
特に鉄板焼きや焼肉店になりますと非常に高温になるため、馬力の強い製品を選ぶ必要があります。
また、飲食店になりますとお客様が不快にならないように温度に気を配ったり、
直接風が当たらないように配慮する必要があります。
センシング機能付きのエアコンなら、センサーが検知して自動でエアコンの風向きや風量を調整してくれるため、
快適な環境を作ることができます。
厨房が非常に高温になる店舗ならば、厨房用のエアコンを設置するという方法もあります。
業務用エアコンの中でも更に汚れや熱気に強いため、厨房内を快適に保つ事ができるでしょう。
まとめ
このように、業務用エアコンはその設置環境に合わせて、適切な馬力と機能を持ったものを選ぶ必要があります。
その選択を誤らなければ、従業員もお客様も、誰もが心地よく過ごす事ができるでしょう。
当サイトではコンセント工事やアンテナ工事と言った電気工事だけでなく、
業務用エアコンの設置やクリーニングについても承っています。
現在ご利用されているエアコンに不満がありましたら、一度ご相談されてはいかがでしょうか。
エアコンという分野から、皆様のお仕事をサポートさせていただきます。