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電気工事で転落事故・墜落事故を防止する安全対策とは

電気工事で起こりやすい事故には感電事故のほかに転落・墜落事故があります。

電気工事では高所作業が多く、とびや左官工事と同様に転落のリスクが高い作業です。

 

ここでは、電気工事で起こりやすい転落・墜落事故を防ぐための安全対策について解説します。

 

電気工事で転落・墜落事故が起こる原因

安全対策不足

電気工事で高所作業をする場合、脚立を使用したり足場を設置したりします。

このとき、十分な安全対策を行わないと転落・墜落事故が発生するおそれがあります。

 

人為的ミス・過信

作業員の注意力の欠如や確認不足などにより転落・墜落事故につながることもあります。

作業員が必要な手順を無視したり、安全対策を怠ったことも災害の原因となります。

 

また、作業計画不足や準備不足、安全点検の不備なども転落・墜落事故の原因となります。

 

電気工事の高所作業の安全対策

高さ2m以上の高所で電気工事をする際には以下のような安全対策が必要です。

 

保護帽を着用する

高所作業では墜落時保護用のヘルメットを着用する必要があります。

頭部を負傷した死亡災害のうち、8割強が墜落時保護用のヘルメットを着用していなかった、と言われています。

 

ヘルメットは労働安全衛生法第42条の規定に基づく「保護帽の規格」に合格した製品使用し、電気工事では電気工事用のヘルメットを着用する必要があります。

 

高所で作業しやすい環境をつくる

高さ2m以上の高所作業で、墜落の危険性がある場合は、作業床を設置し作業しやすい環境を作ります。

 

作業場所からの墜落・転落防止措置を実施する

墜落・転落事故が発生しないよう、高所で作業床の端や開口部などから墜落の危険がある場合には、防護柵等を設置し墜落が発生しない環境を作ります。

また、墜落防止器具を安全に取り付けられる安全ブロックや墜落防止システムを設置することも大切です。

 

安全ブロックとは高所で作業員の動きを妨げることなく転落・墜落を防止する墜落防止器具です。

安全ブロックを使用する場合は安全ブロックの直下で作業する必要があります。

電気工事の転落・墜落事故防止には十分な対策が必要

電気工事の転落・墜落事故防止の対策方法について解説しました。

電気工事では感電事故のほかに転落・墜落事故も多発しています。

 

労働災害を防止するためには、作業に携わる作業員全員が安全対策を徹底することが大切です。

高所作業は労働安全衛生法で安全対策が求められています。

法律で定められたルールに従って安全に作業をする必要があります。

 

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