NEWSーテナント・貸店舗の電気工事を依頼する際に気を付けておきたいことー

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ーテナント・貸店舗の電気工事を依頼する際に気を付けておきたいことー

オフィスビルや商業ビルのテナントに入居する際に、店舗の業態やテナントの状況によっては電気工事が必要になる場合があります。

事前にしっかりと準備をして必要な電気工事を行っていないと、理想のお店づくりができないだけでなく、あとになって問題が発生する可能性もあります。

そこで、テナントの電気工事を依頼する際に気を付けておきたいことをご紹介します。

 

分電盤を確認する

工事を依頼する前には分電盤を見て使用できる電気量を確認しておきます。

分電盤には主観ブレーカーの下に分岐ブレーカーが複数あり、分岐ブレーカー1つにつき最大20Aまで使用できます。

店舗で使用する予定の照明や電気製品の消費電力量をあらかじめ確認しておき、電気容量が足りているかチェックします。

もし分岐ブレーカー数が足りない場合はビルの配電盤から配線の追加工事を行います。

 

工事区分について確認しておく

テナントにはA、B、Cの3つの工事区分があり、工事の発注、業者選定に関わる人が変わります。
電気配線工事などは工事区分により費用負担が変わるケースがありますので、電気工事業者に発注する前に確認しておきましょう。

 

A工事

ビルの共用部分やビル全体の設備工事がA工事に該当します。
工事の発注、業者選定、費用負担はビル側が行います。

 

B工事

テナントの要望によりビル側が行う工事をB工事と呼びます。
工事業者はビル側が選定し、費用はテナント側が負担します。
B工事は給排水工事や分電盤の配線工事などが含まれ、テナント側が業者を選定できないため、費用が想定よりも高くなるケースがあります。

 

C工事

C工事はビル側に了承を得たうえでテナント側が行う工事です。
工事の発注、業者選定、工事費用の負担すべてをテナントが行います。

内装工事や什器、ネットワーク配線工事など、テナント内の工事が中心です。

 

依頼内容は事前にまとめておく

電気工事業者に依頼する工事内容や、要望などは事前にまとめておくとスムーズです。
電気工事のほかに内装工事が入る場合はその旨も伝えておけば配線工事の方法の計画や工事のスケジュールも組みやすく、希望した内容の工事が実現しやすくなります。

 

テナントの電気工事は実績の多い業者に依頼する

テナントの電気工事はさまざまな注意事項があります。
電気工事業者にも専門性や実績に違いがありますので、できるだけテナントの電気工事の実績がある、経験豊富な業者に依頼するようにしましょう。

電気工事業者の実績は業者の公式ホームページなどで確認できます。
あらかじめ施工事例を確認したうえで、問い合わせをすると失敗を防げます。