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電気工事士試験で出題されやすいスイッチの種類と特徴

第二種電気工事士試験では、スイッチに関する問題は出題されやすいためしっかり覚えておくと得点源となります。

ここではスイッチのなかでも特に電気工事士試験に出題されやすい代表的なスイッチ配線の種類について解説します。

 

片切スイッチ

片切スイッチは「単極スイッチ」とも呼ばれ、最もシンプルなスイッチです。

住宅でも広く一般的に使われるスイッチで、スイッチ結線では基本中の基本ですので電気工事士の勉強をしている人がまず覚える必要があるスイッチです。

 

電気工事では、AC100V電源のプラス側を片切スイッチに入れ、マイナス側を照明(負荷)に接続します。

そして、照明の片方を片切スイッチに接続します。

 

2極スイッチ

2極スイッチは両切りスイッチとも呼ばれ、照明をオン・オフするという点では片切スイッチと同じですが内部の構造が異なります。

2極スイッチは2つある電路の両方を入り切りするため、2本に電気が流れる200Vの機器に使用されます。

 

2極スイッチは非接地側も接地側も同時にオン・オフさせることでより確実に電源を遮断できるため、片切スイッチに比べて安全性が高いのが特徴です。

 

3路スイッチ

3路スイッチは2箇所以上から照明のオン・オフができるスイッチです。

例えば階段に設置した照明器具を1階と2階でスイッチ操作したい場合や、会議室など広い部屋で2つの入り口の近くにそれぞれスイッチを設置したい場合など、幅広い用途で便利に使えるスイッチです。

 

電気工事での結線方法は、AC100V電源のプラス側を3路スイッチの片方に接続し、マイナス側を照明(負荷)に接続します。
そして、照明の残りを3路スイッチの片方に接続し、3路スイッチ間の渡り線を接続します。

 

4路スイッチ

4路スイッチは3か所以上から照明のオン・オフができるスイッチです。

見た目は3路スイッチに似ていますが、内部の構造が異なります。

 

電気工事での結線方法は基本的に3路スイッチと同じです。

 

電気工事士試験では外観と図を覚えておく

電気工事士試験で特に出題されやすい片切スイッチ、2極スイッチ、3路スイッチ、4路スイッチの特徴や、結線方法について解説しました。

第二種電気工事士試験ではスイッチはコンセントと同様に出題されやすい問題です。

 

それだけでなく、実際の電気工事の現場でもよく取り扱う基本的な知識ですので正しく覚えておく必要があります。

電気工事士を目指している場合は外観と配線図、スイッチの名称の組み合わせをしっかり覚えておくことが大切です。